宇宙戦争 | 子供の落書き帳

宇宙戦争

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監督

スティーヴン・スピルバーグ
原作
H・G・ウェルズ
出演
トム・クルーズ
ダコタ・ファニング
ティム・ロビンス
ミランダ・オットー
ダニエル・フランゼーゼ

感想
解釈ってのは人それぞれなもの。
人によっちゃ面白い映画。

原作の火星人という設定は綺麗さっぱり無くなってました。

宇宙戦争って爽快映画ってよりパニック映画だと思う。
事実、兵器の前では人間は無力だと。
戦争のときある朝目が覚めたら焼け野原ってまさにこのこと。
そういう部分を拾いつつ見ていると宇宙戦争は面白かった。
レイ(トム・クルーズ)の視点で撮っている辺りもがリアリティあった。
情報化社会、一切情報がなくなると人間はパニックを起こす。
何が起こったのか?何に従えばいいのか?
いかに現代社会が情報(マスコミ)によって操作されてる部分が大きいというのがわかる。
そして、その極限状態での人間の行動描写が現実的だ。
レイが車に乗っていたシーンで、人々が集まってくるシーンがあるんですが、そこでの暴動がまた凄かった。
生き残るためなら他人を蹴落としても生き残る、まさに本能。
理性などあの状況で生き残るためには必要ない。
(船でのシーンもそれですね。藁にもすがる思い。)
・・いかに人間が怖いか、そーゆー部分を見て欲しくてオチが弱かったんですね。
原作は100年近く前のものなので当時は驚くようなオチだったんだと思う。
あえて手を加えなかったのはそういうのを感じて欲しかったのかな?

前半辺りは大きい劇場で見ないと面白くなさそうだ。
大阪のシーン見たいな、どうやって倒したんだ、3体も。
流石ガメラ類が乗り込んでくる地方ですね!!1111

息子とのお涙シーンですが、いらないと思う・・・。
と、言うかどうやって脱出したのかとても気になるんですが。
あの爆発で。

それにしてもキング・コングのリメイクよりピータージャクソンの激痩せ映像が衝撃的。